週4時間で「質」を掴むために——KSCが大切にする「量」と「リスペクト」の考え方
限られた時間の中で、いかに成長するか。 「質の高い練習をしたければ、まずは量を確保せよ」ということです。 「質」は「量」の試行錯誤からしか生まれない よく「効率的な練習」という言葉を耳にしますが、 最初から効率だけを求めても、本当の意味での「質の高い動き」は身につきません。 特に身体が大きく成長し、技術を吸収する時期の中学生(特に初心者)にとって、 まずは圧倒的な反復(量)が不可欠です。 何度も失敗し、試行錯誤を繰り返す。その膨大な「量」の蓄積の中から、 「あ、今の感覚だ!」という一瞬の「質の高い動き」が芽生えます。 週2回、1回2時間。 この限られたリソースで「量」を最大化するためには、 どうすればいいのか。答えはシンプルです。 「アイドルタイム」は、仲間の上達を奪う時間 質の高い練習を生むための「量」を確保するには、 練習を速やかに、淀みなく進めること が絶対条件です。 ボール拾いにダラダラ歩いていないか? 集合の合図で真っ先に動いているか? 次のメニューへの準備を予測しているか? 一人がゆっくり動けば、チーム全体の練習時間は1分、2分と削られていきます。 その「失われた数分」があれば、あと10回スパイクが打てたかもしれない。 あと1回、質の高いレシーブが生まれたかもしれない。 つまり、 機敏に動いて練習をスムーズに回すことは、単なるマナーではなく、 「仲間の上達を手助けする」という究極のチームプレー なのです。 仲間のために「スピード」を上げる 前回お話しした「仲間の上手くなる手助けをする」という意識。 これは、良いトスを上げる、アドバイスを送るといった直接的なことだけではありません。 「練習のテンポを落とさないこと」 これこそが、仲間のためにできる最大の手助けです。 全員が「1秒でも長くボールに触れる時間を増やそう」という意識で動けば、 週2回の練習は、週5回の部活動に負けないほどの「密度」と「質」に変わります。 「バレーボールを楽しむための規律」を、これからは中学生たちにも伝えていきたい。 「量」を積み上げ、その先にある「質の高い景色」を全員で見に行きましょう。