バレーボールの標準プレー解説編 #003 練習はすり合わせの場!セッターに「要求」できるようになろう(スパイク編③)
第1回で「始動のタイミング」を学び、第2回で「全力ジャンプ&ハードヒット」のブレない基準ができました。最後は、それをチームの武器にするための「セッターとのコミュニケーション」についてです。
試合と練習の「捉え方」を分けよう
実際の試合では、レシーブが乱れることもたくさんあります。セッターが毎回完璧なトスを上げてくれるわけではありません。 ですから試合では、どんなに乱れたトスであっても言い訳をせず、工夫して泥臭く打ちにいく強さが必要です。
しかし、「練習」においては話が別です。
練習は、お互いの「一定の時間」をすり合わせる場所です。アタッカーであるあなたが毎回全力で跳び、決まったテンポで動いているからこそ、初めてトスのズレに対して具体的な会話ができるようになります。
セッターに「具体的に」要求してみよう
自分の基準(全力ジャンプ・ハードヒット・一定のテンポ)ができていれば、トスが合わなかったときに、セッターに対してこう言えるようになります。
「今のトスは少し低かったから、次はもう少し高く上げてほしい」
「もう少しネットから離したトスが打ちたい」
ただ「トスを良くして!」と言うのではなく、自分の一定の時間を基準にして、どう変えてほしいかを具体的に伝えること。これが、セッターとアタッカーの最高のコンビネーションを作る第一歩です。もちろん、セッターからも「次はもう少し早く助走を始めてみて」といったリクエストが出るかもしれません。お互いに意見をぶつけ合いましょう。
チーム全員で「時間の感覚」を研ぎ澄まそう!
バレーボールはコンタクトスポーツ(相手とぶつかり合うスポーツ)ではなく、ボールを落とさないための「時間のスポーツ」です。
限られた練習時間の中で、全員がこの「時間の感覚」を意識し、お互いに要求し合えるようになれば、どこからでも点が取れる強力な攻撃チームが必ず作れます。
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